煙草。

最近はめっきり肩身が狭いですね。
2020/6/17

きーちゃんが煙草をふかしているのを見て思い出した話。

私たちは揃いも揃って喫煙者だったりする。
しかもみんな1日一箱以上消費するヘビースモーカーになるだろう。(ヘビースモーカーの定義がよく分からない)
だからきーちゃんが吸いはじめたとしても結構自然な流れなのではなかろうかと思うけど、きーちゃんが吸いはじめたのは意外と遅かった。
実はStory本編で書いたよりもきーちゃんが喫煙者だと知ったのは早かった。
(微妙なフェイクというやつ)

私たち夫婦はセブンスターだし、真ちゃんはマイルドセブン。今で言うとメビウスか。
そんなおっさん銘柄の中に混じってきーちゃんは今は廃番となってしまったエピックメンソールという超細いタイプのパッケージまで白とミント色という可愛らしいものだった。
ゴシックロリータのドレスに身を包んで、細身の煙草を吸う姿が可愛かった。

ここでもきーちゃんガチオタクというか、絵に描いたような間違った執事像を真面目に突き進む真ちゃんはきーちゃんが煙草を吸おうとするとサッと火をつけていたし、どこの店にも置いているというメジャーなタバコじゃなかったから近所のたばこ屋さんでカートンで買っておいて、出先で無くなった時に対応出来るよう新品を常に真ちゃんが持っているというよく分からないことをしていたり。

当時はね、だいぶゆるい時代だったから色んな所で煙草を吸えていた。
飲食店でも基本灰皿がテーブルにセットされてるのが当たり前だった。
お座敷なんかの完全個室なお店ではそうでなかったんだけど、
ファミレスとか焼肉屋さんとか、人がたくさんなお店に入るときーちゃんは真っ先に煙草に火をつけていた。

焼肉屋さんとかって、わりとすぐお肉が来たりするじゃない。
それだけヘビースモーカーって言えばそうなんだけど、どこのお店でもってわけじゃない。
私たちが速攻で煙草に火をつけるのとは何か違うように感じて聞いたことがあった。
きーちゃんは「え?吸いたいからだよ?」なんて言っていたけど、真ちゃんは「煙に巻くため」と答えた。

はじめは「え?何言ってんの?この人?」と思ったりしたけど、詳しく聞いてみる。
「煙に巻く」
きーちゃんは何もしてなくても、負の思念が寄って来やすいとのこと。
それが夏のコンビニの窓に虫がたくさん寄ってくる様で例えられた話。(Story 77.新しい友達。
火を使って燃やすってことは魔を滅したり護りに使われたり出来るんだって。ザックリだけど。(加持祈祷の火とかをイメージすれば分かりやすい)
だから、人の多い場所に行ったりするとこまめに煙草に火をつける浄化的な意味もあるらしい。
これはきーちゃんだけでなくて、私みたいな普通と言われる人間も効果的で、何だか悪意を向けられたとか、嫌な空氣が漂っている所に行った後エマージェンシーで自分の周りのエネルギーを祓うのに使えるとのこと。

だから喫煙者が尊い存在であるとかでは無い。
逆に依存しやすく、どちらかと言うとやっぱり周波数的なものは低いとのことだからよし悪し。

私たちがきーちゃんを特別扱いする親バカ集団であるとは思うけれど、
きーちゃんが波動が低いと言われる煙草を多少吸ったところできーちゃんの基本ステータスはそもそも高いから、むしろ煙草を吸うという俗的なことをしてちょうどこの世界に馴染めるのではなかろうかと、
その時ぼんやりと思った。

この件について真ちゃんに聞くと、
言い得て妙だと言う。
これはきーちゃんだけでなくみんなに言えることで、喫煙者だから低い周波数であると言い切れるわけでないそう。
人間を構成するものって、ホント複雑だよね。

一瞬、これで言うと私は低い周波数の人間なのかしら?なんてちょっとショックを受けたから、この話を聞いてホッとしたのは内緒。

まあ、時が経ち、
喫煙者にとっては肩身の狭い時代となったけど、きーちゃんは相変わらず煙草を吸う。
「今更もうやめられないよ」と笑う。

白とミント色の可愛いらしいタバコのパッケージは、赤いイカツイボックスとなった。

きーちゃんが煙草を吸うのは、1人でも日常で生きていくための大事な習慣なのかなーなんて思ったり。
まあ、ここまできたらニコチン依存度もとっても高いってのもあると思うけど。笑

旦那に聞くと、1人ぼっちになってしまった頃のきーちゃんは全く煙草を吸わなかったらしい。
だから、肩身が狭かろうと何とか喫煙所を見つけ(きーちゃんの喫煙所チェックの速さは優秀!)家では換気扇の下で吸う姿を見ると、この世界を旅する意志を感じて嬉しく思うんだ。

おまけで「ゴシックロリータのドレスに身を包んでお人形さんみたいな女の子が好きなのに、煙草吸っててもオッケーなの?」と真ちゃんに聞いてみた。
これは私の偏見なんだけども。
こういう可憐な女の子が好きな人って煙草を吸う女の子は苦手そうなイメージだったから。

その答え。
「全然オッケー。何か問題でも?」
上記のイメージを言うと、
「確かに嫌がる人間も居るやろうけど、煙草を吸ってるのはキリエだから問題ない。むしろそんな格好してるのに吸うとかヤバない?それに、嫌がる人間は寄ってこないから防虫みたいなものや!」


「真ちゃんこんなこと言ってたんだよね」とたまたま子供らと話をすることがあった。
真ちゃんの言葉を現代語訳すると、
多分「ギャップ萌えで最高!そんなので推しの尊さは変わらんし、ワタシ同担拒否なんで、ライバル減って言うことなし!デュフフwww」
現代語訳:長男夫婦、次男一家。

この現代語訳が面白すぎて、残しておきたいーと思って書いただけのブログでした。笑