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Story 36.きーちゃんの出来ること。
「ただいまー」きーちゃんが真ちゃんと帰ってきた。あれ?真ちゃん今日スーツ着てる。珍しい。真ちゃん、スーツ姿になるとちょっと、アレよね。イカツイというか、派手さがアップするっていうか。怪しいっていうか。そもそも最近だと、いつも真ちゃんは仕事で遅いから夕方のこの時間に帰ってくるのも珍しい。そして、学校から帰宅したきーちゃんが晴々とした表情なのも珍しい。
「懇談、真ちゃんが来てくれたん」あ、進路のね。って、うそ!マジで?「父親からね、連絡あってね、学校にその事言うといたからって。だから2人で決めたらいいって」更に重ねてマジで?本当に任せちゃったの?すごい親だね。先生もびっくりしたんじゃないの?いくらなんでも、進路の懇談に来るには若過ぎるとか、両親がこないとか大丈夫なの?それで済んだとか、逆に色々心配になるわ。
「で、なんて?」「んーと、就職ってね、ほとんど無いって。だから高校に進んだ方がいいって。私立の方が選べるだけ学校あるけど、私でも行ける公立あるよって」あら、良かったね。「またね、詳しく懇談あるからどこの学校にするかとかはその時までに決めたらいいんだって。それまでに私立と公立との違いとか学費の事とか真ちゃんに教えるねって」「そうなの?」「ワタシ、高校受験してませんから、知りませんねん」と真ちゃん。そうだった、真ちゃん、中学出てすぐ今の会社で働いてるもんね。「じゃあ、高校行くんだね」「んーーー、その話しかしなかった」きーちゃん、不服そうだね。「懇談ね、もう懇談週間終わってたから私だけ校長室だよ、校長先生と教頭先生とかもおるん」まあ、多分すごくイレギュラーだからね、学校も警戒してるんじゃないかと思ったけどきーちゃんには言わず「VIPでいいじゃないの」と言っておいた。
「真ちゃん、真ちゃん」リビングでの話が終わった後、真ちゃんは着替えるのに部屋に戻った。真ちゃんの部屋に行く。「やだー、着替えみたいの?」と真ちゃんは笑うけども、バカじゃない?「懇談行ったのね」「まあね、学校から電話あった時ちょっとびびった笑」そうだろうね。なんだ、お疲れさま。
「この間の話、本氣だよね?」あれから真ちゃんの帰宅が遅かったりしてちゃんと話が出来てなくて確認しておきたかった。「本氣やなかったら懇談とか行かへんって。本氣やで」「信用してないわけじゃないけどさ、大丈夫なん?途中でやっぱやめた!ってわけにいかないよ?」ものすごく考えて悩んでこの選択をしたのは分かるんだけど、真ちゃんだってまだ若い。旦那の言う通り今はきーちゃんきーちゃんってなってるけど、そうじゃなくなることだって有り得る。多分、人生を確定させてしまうくらいの大きな選択だろうと思う。そこも分かってのことだと思うけど。もしも、途中でやめます。なんてことになったら誰一人としていい事なんかない。だから、水を差すようで自分も嫌なんだけど確認しておきたかった。「大丈夫やで。前に婆にキリエのこと言われたやん。まだキリエにそのことちゃんと聞けてへんねん。結局聞くの怖くて2年経ってしもて。いい機会やからこっちが思ってん言えるし。ただ、一番のデメリットを言ってないから卑怯なんやけどな」デメリット?途中でやめるほうが危険って言ってたこと?他になんだっけ?「こないだ言ったけど、キリエの人生を縛ること。キリエの学校や生活を盾にして他に行けんようにする。もちろん、何かしたくなったらそっちを取ればいいって言うたけど、キリエは絶対そんなん出来へんって分かってて言うた。キリエは多分そこまでまだ分かってない。」きーちゃん、多分分かってると思うけどな。逆に真ちゃんのこと心配してたけど。この2人その一番大事なとこちゃんと話しなきゃいけないんじゃないかしら。詰めが甘いっていうか。
「ちゃんと考えて決めたことだろうから信じるし、そうなっても一緒にきーちゃんを見ていこうってのは変わらないから」私の言葉に少し笑う真ちゃん。「いいよ、頑張れ。私は私が出来ることできーちゃんを助けるから。あと、これ先に渡しとく」私のヘソクリ通帳と印鑑を渡す。が、真ちゃんは受取拒否。まあ、そんな氣はしてた。「受け取って。絶対あって困らない。そんなに入ってないけど。自分でも分からないけど、きーちゃんはマハルと同じくらい大事って思ってるのは本当なん。何でか本当にわかんない。他人から見たら私たちは友だちかもしれないけど、私は友だちじゃないと思ってる。そんな縁じゃないって思ってる。それは真ちゃんならわかってくれると思うんだけど。でも、真ちゃんみたいに行動出来へんねん。でも、これなら出来るのね。美樹だってこれに関しては好きにしたらいいって言ったよ?だから預ける」「キリコの氣持ちはありがたいけど、美樹やマハルがおるやろ。必要なったら頼むしwww」「必要になったら言うから返して!それでいい」真ちゃんは「なんやねん、それ。そん時使ってしまって無いかもしれんで。」と言って笑う。「ホント持ってて。返してもらった時に使って残ってなくてもコレも本望じゃない」
押し付けてリビングに戻った。きーちゃんと、友だちだけでない縁を感じて、友だちだけでないレベルで大事だと思ってる。旦那が自分で昔きーちゃんが娘だったかも。って冗談みたいにいってたけど、本当だと思う。その時のお母さんは私じゃないって言ってたけど、私もきーちゃんのお母さんだったことあるんじゃないかって思う。本当にマハルときーちゃんを天秤にかけられないくらい二人とも大事だから。それ位の縁をきーちゃんに感じてるけど、旦那も真ちゃんにも今だけの縁じゃないって確信してるし、血は繋がらなくても家族だと思ってる。だから、一見無謀に思えるこの事も聞いて不安はない。心配はするけど。
後日談だけど、この時に渡した通帳は手を付けられることなく何年もしてから返ってきた。なんか、戻ってきた時真ちゃんらしいなって思った。
「ちょっと買い物行ってくるわ」リビングに戻ると旦那がきーちゃんを連れて出かける支度をしていた。旦那、ちょいちょい夕食当番の日にきーちゃんを買い物に付き合わせてるけど、きーちゃんは面倒くさいといった顔を見せないからいいのかな。むしろ、楽しそうに出かけていくし、そのおかげかいつのまにか仲良くなってたから結果オーライなんだろうか。2人は1時間程して戻ってきて何やら楽しそうに話してるけど、何だか氣になるから今度こっそり付いていこうかしら。
「特に何をしてもらわなあかんとかないねんけどさ…」夕食中、真ちゃんが急に言い出した。「家、正式に継ぐことにしたんやん」まだ継いでなかったの?てっきりもう継いでるもんだと。見習いだったとか?よく分からないけど。それとも、今の会社やめて専念とか?きーちゃんの進学の話してたのに?今の会社辞めてきーちゃんの面倒って見られるの?まあ、私たちも控えてはいるけどさ。「婆たちと養子縁組してな、正式に家を継ぐことになるねん」真ちゃんところも複雑で、今、真ちゃんは真ちゃんのお母さんの戸籍に入ってるけど、おばあちゃまたちの息子となるらしい。もうこの時点でややこしい。「うち、古いでな、家を継ぐことなったら色々とやらなあかんことあったりしてな。それで迷惑かけてしまうかもしれんねん」あ、家を巻き込むことになる。って言ってたって聞いた氣がする。これか!てっきりきーちゃんが16歳になった瞬間に結婚か何かするつもりなのかと思ったわ。笑きーちゃんと結婚…はまだないか。そんなの言われてもきーちゃん絶対ピンと来ないよね。
「何や、具体的に協力することあるん?」と旦那。「まだ、すぐにはないけど。準備出来たら最終的になんて言うんやろ世話なってる人間集めて継ぎますってやらないかんのやわ。」襲名披露的な?何だか別世界。そんなの普通にする所が身近にあるのね。いきなり別世界過ぎて、全然イメージわかない。「跡取りは大変やなぁ」旦那、前も言ってなかった?「それは多分…来年ちゃうかな。その準備でバタバタするし」「大丈夫かいな。この家のことは心配せんでええで。」旦那の大丈夫かいな。っていろんな心配が混ざってるんだろうな。
なんだろ、いきなり動く時って動くよね。しかも幾つも一氣に。満遍なくとか、平均的にとかって無いのかしら。疲れるわぁ。そんなに私はやってないけど。
きーちゃんは、ウッドデッキに出て空を見てる。何か考える時は、そうするようになっていた。「姫さま、お茶はいかがですか?」ティーセットとお茶菓子を用意してウッドデッキに出る。「素敵ー♡マハルくんはー?」「美樹とお風呂入ってるよ」きーちゃんはうふふ♪と笑った。なんだか、久しぶりに見た。随分と大人になったけど、こうやって笑う姿は変わらなくてかわいい。「姫さまは何かお考えごとですか?」ばあやになりきって聞いてみる。うふふ♪って笑うきーちゃん。「本当にいいのかなーって。私ね、すっごく嬉しいねん。高校もちょっと行ってみたいなーって思うねん。行けたらやけど。ホントにホントにいいのかなーって。絶対真ちゃん大変やん。わたしばっかり幸せで、私ばっかり真ちゃんやねーさんや美樹ちゃんにして貰って、私、何にもしてへんねん。何にも出来へんねん」本当に大人になったねー。そうやって私たちのこと考えてくれて。嬉しい。「良いんだよ。みんなきーちゃんだからやってんの。美樹がさ、パパママにしては頼りないけど何でも言いやって前言ったの覚えてる?」「聞いてたん?」「うん。聞いてた。私もそう思ってるよ。私は、きーちゃんのおねーちゃんでママで1番の友だちだと思ってるよ。頼りないけどね」きーちゃんが思いっきりハグしてくれる。「ありがと。」「それにね、きーちゃん、今何にも出来へんって言ったけどそんな事ないんだよ。一番分かりやすいのがマハルじゃん。マハルのことあんなにお世話してくれて、私も美樹もね、世間のパパママよりもずっとずっとラクさせてもらえてるよ」歳の離れた弟がいると言っていたきーちゃんは、多分お世話のお手伝いをしていたんだろう。そんなに教えなくても手際よくミルクもオムツもやってくれたし、何より私の負担が一番少なく済むようにいつも氣を付けておいてくれる。
マハルのお世話だけでなく、誰かが調子悪い時もいち早く氣付いて労ってくれる。多分ね、きーちゃんは強くなった。私が何をしたわけでもないけど、自分で感じて考えて、時々やらかして。自分のこの頃を思い出して、お子さまなりにいっぱい考えて動いてたな。と思うと、きっときーちゃんもそうなんだろうな。私が思ってるよりもずっと大人になってるんだろうなと思う。
「行ってきまーす」早朝、きーちゃんは大きな荷物を持って家を出た。2泊3日の修学旅行。1年生の頃のスキー学習の時よりも穏やかな顔だった。
進路希望のことでバタバタしてたのもあるけど、修学旅行の話を全く話をしなかったから直前になって聞いて驚いた。修学旅行となると色々と準備しなきゃいけないものがたくさんあるように思うんだけど、きーちゃんは新しく買い揃えなくても持ってるものを使うと言っていた。けど、そういうわけにいかない。旅行前に色々揃えるのって楽しいじゃない。だから、無理矢理連れて行って買い揃えた。買い物をしている最中も、やっぱりきーちゃんは遠慮して「これは持ってるから!」を連発していたけど、帰ってから楽しそうに荷造りしているのを見たら嬉しくなった。
きーちゃんがご機嫌で修学旅行に出かけたのは良いんだけど、大人組だけ(プラス、マハル)になると急に家の中が寂しい感じ。やっぱり、きーちゃんも居なきゃダメなんだねと実感する。
「きーちゃん、今回は行かないって言わなかったよね」晩酌タイム。ふと言ってみた。スキー学習では体調を崩すくらい嫌がってたのに、お友達も出来たって言ってたし、何よりきーちゃん自身も成長したってことなのかな。「ずっと行かんって言っとったで」と真ちゃん。何ですって?「キリコが買い物連れてくまで言い続けてたし、就職希望やったら人生最後の修学旅行になるから行ってきたらええやんって言うたった」あら、私が買い物連れてったのがきっかけ?と少し浮かれてると「就職なんかさせんと絶対進学させるから人生最後の修学旅行ちゃうけどな。嘘も方便やwww」とドヤ顔する真ちゃん。やだー。大人の汚い部分見ちゃったー。きーちゃんにバレたら一発で嫌われるよー。
きーちゃんの居ない2泊3日。きーちゃんは自分はしてもらうばかりで何も出来ないと言っていたけど、マハルのお世話のお手伝いや家のこと、目に見えることだけでもきーちゃんが居ることで私たちがどれだけ助かっているのか実感中。男子率が高いせいなのか、きーちゃんが平均年齢を下げてくれてるおかげか…何より、なんか、家がね、暗いの。笑
きーちゃんは精神的な浮き沈みが激しいから、いつもってことはないし、身体も弱いから確かに氣が抜けなかったりするんだけど、きーちゃんの声がしないリビングはとても暗く感じるし寂しい。きーちゃんが居ることで、多分これだけわたし達の結束を固めることが出来てるんだろうな。と思う。子は鎹っていうもんね。これって、実子だけじゃないのね。
「えー、きぃ居らんの?」たまたま帰ってきたアキちゃんも何だかつまらなさそう。家主だから帰って来たっておかしくないけど、フラッと帰ってきたのに驚く。「道理で家が茶色っての?一氣に老けた空氣しとると思ったら」ちょい、お待ち。誰が老けてるっての。
「なぁ、あの話はどないなってんの?」アキちゃんが食事中に唐突に言い出した。期限の話だろう。きーちゃんが居ないこのタイミングでするのが一番だろう。きーちゃんは今はとても穏やかで落ち着いていること、進路も進学で話を進めていると伝えた。「一回きぃに会ってからやけどな。まあ、まだこっちに来るつもりはなさそうなのは分かってた」きーちゃんと電話をして、それとなく誘っているけどきーちゃんはいつもこのままこの家に居たいと答えるとアキちゃんが言った。
きーちゃんの居ない2泊3日が終わり、待望の帰宅。がしかし、想定内で帰宅早々寝込むきーちゃん。やっぱり疲れからくる発熱だった。驚いたのはきーちゃんの反応。やっぱり「熱出してごめんね」と謝るけど、「何で長距離移動したらすぐ熱がでるの?悔しい!」とホンキで悔しがってる。きーちゃんの様子を見てるとアキちゃんが昨日のことを話した感じは無い。点滴をするのに都合が良いとのことでアキちゃんのベッドに寝かせているけど、念のためマハルを旦那に任せて私も一緒に居ることにした。
「ねーさん、どうしたら熱出さなくなる?」「これはもう体質じゃないの?体質ってか体力かなぁ」きーちゃんの場合、両方かな。「体力つけたら熱出さなくなるかな」「どうだろ。そうかもしれないね」でも、体力つけようとして運動したらそれできーちゃん熱出しそう…。と思ったり。「もうちょっと熱出さなくなりたいなぁ」「大きくなったら熱出さなくなるよ」「大きくってもう私14歳なんですけどー!」とほっぺた膨らませて怒るきーちゃんはやっぱりかわいいなぁ。
お風呂から上がって再びアキちゃんの部屋へ。アキちゃんはベッドに腰かけていて、きーちゃんと話をしていた。きーちゃんは点滴のおかげか少し楽になったみたいで、アキちゃんの膝の上に頭を乗せて楽しそうに話す。日常とは言いがたいインテリアのアキちゃんの部屋に居るせいか、2人が絵になるせいか映画のワンシーンみたいな光景だった。「あ、ねーさん。熱下がってきたよ♪」私に氣が付いたきーちゃんは起き上がって私のところに来る。「でももうちょっと寝てなきゃ」「大丈夫よー。ありがと」と笑った。
アキちゃんの滞在は珍しく5日目に突入。きーちゃんは滅多に居ないアキちゃんが居るのが嬉しいらしく、よくアキちゃんにくっついて遊んでる。そしてアキちゃんもきーちゃんがくっついて回っても楽しそうに相手をしている。前にお土産で貰ったタロットカードを広げたり、ウッドデッキに出て並んで無言でひたすら空を見上げていたり、アクセサリーを作るためにおばあちゃまに買ってもらった石を並べたり。宇宙人同士の遊びってよく分からない。
真ちゃんはそんな2人を複雑な表情で眺めていた。かわいいだけじゃない感情。最近もやっぱり隠しきれていないし、何より来春からきーちゃんの学校も含め生活を面倒みるという選択をした辺りからも真ちゃんにとってきーちゃんは特別な存在なんだろうと思う。その複雑な表情はジェラシーってヤツなんだろうけど、それを表に出したところできーちゃんには理解出来ないであろうことが分かっていて遠くから眺めているだけの姿はいじらしいというか、切ないというか。
アキちゃんが意外とハーブティーについて詳しくて、ハーブをブレンドする時は私も参加させてもらった。ただ元素がどうとか言ってるのは全く理解出来なかった。きーちゃんは理解しているんだろうか。
「手に取るやろ、1回コイツに合わせるねん」真剣な顔をしてハーブを見つめるきーちゃん。何してんの?「よく分かんない…」「すぐに分からんでもやってたら掴めるわ」どういうことよ。「これ何してるの?」「これね、ハーブちゃんが今どうしてるかなー?って聞いてるの♪」ああ、そう。やっぱりきーちゃんも宇宙人かもしれない。
「じゃあ行ってくるなー。いい子にしてるんやで」「いってらっしゃい」家主のアキちゃん、5日の滞在終了。今回が珍しく感じる。家主なのにほとんど姿を見せないからな。「ちょっと!!」そんなことを思いながらボサッとしてるうちにアキちゃんはきーちゃんを抱き寄せてキスしてるもんだから焦ってきーちゃんをアキちゃんから引き剥がして隠す。「なんやねんな」なんやねん違うわ!うちの子に何してくれてんの。旦那が見てなくて良かった…。「ねーさんどうしたん?」脱力。きーちゃん、何も分かってない。「また帰ってくる?」なんて言いながら自らまたアキちゃんの所に行ってるし。「帰ってくるで。それまでいい子で居るんやで」そう言うとさっさと迎えの車に乗って行ってしまった。きーちゃんは車が見えなくなるまでアキちゃんを見送っていた。昔、毎回家に帰っていた時に見せた悲しい表情とはまた違う表情をしていた。
「兄ちゃんも好きだし、ねーさんも美樹ちゃんも真ちゃんも好きだよ♪」きーちゃんにそれとなくアキちゃんにキスをされた件について聞いてみた。そういうのは好きな人とするものであって、出来れば他人が居る所ではしない方が良いということも併せて言ったら、こう返ってきた。うーーん、どうしたもんかな。この問題も残ってた。