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Story 56.対等。
きーちゃんに見えないモノのことを聞くのは抵抗ないのに、恋愛話をするとなるとこうも抵抗が出てくるのか。 こっちに来てから、旦那のことで誰かに聞いて欲しいことがあった時も結局きーちゃんに聞いてもらうのにものすごく抵抗が出てきて加奈子に電話して聞いてもらった。 娘とそんな赤裸々な話をしないと言うことか。 まだまだお子さまな所はあるけど、きーちゃんはずいぶんとお嬢さんになったし良いよね。
って、私、誰に言い訳してるの。 氣になれば聞けばいいじゃないの。 加奈子には、直球で聞けるんだからきーちゃんにも聞けるってば。
「で、結局どうなの?」 「んーーー?」 意を決して聞いたら「んーー?」で返された。 「お友達と話したりしないのー?」 「どの話?」 「彼氏の話だよー!」 「するよー」 するのか!希望が湧いてきた。 「真ちゃんを彼氏だと思ったことないの?」 「……。あんまり。」 そうなんだ。無いんだ。 なんだ、真ちゃんをものすごく励まして応援したくなった。
「真ちゃん」と「特別な1人」と「彼氏」はイコールでないんだろうな、きっと。 けど、一般的には真ちゃんは立派に彼氏でしてよ。 その辺りはやっぱりきーちゃんの中ではまだ繋がってないのか。 改めて教えておいた方がいいの?これ。 「お友達とかとさ、彼氏の話するでしょ?真ちゃんの話にならないの?」 「いいなーって言われるよ」 「それで?」 「良いのかなーって思う。だってさ、学費も出してもらってお家のことも全部してくれて、しんどくならないようにずっと見てくれてるやん」 あ、なんか話が逸れだしそう。 けど、心配が残ってるならここに居る間に吐き出しておいたらいいよ。
「こないだも言ったかもしれないけどね、全部してもらってるやん。まだ聞けてないけど、他の人は重たいとか面倒とか感じることだからそう思ってる可能性もあるやん。それさせておいて、良いでしょーって自慢したりできないし、いいなーって言われるとなんかしんどい」 いいなーって言われたのも、重たいとか言われたのも学校の時だから、昨日話してちょっとは楽になってたら良いんだけど。 まだ聞けてないって言ってたし、昨日言ったことはちゃんと分かってくれてるだろうと思う。
「私ね、全然何もしてへんねん。出来ることも何も無いねん。友達の話聞いてるとね、友達も彼氏に何かしてあげてたりするねんな。なんて言うのかな。2人が同じなんだよ。それ聞くと真ちゃんは彼氏じゃないんだよ。対等じゃないから」 そう言ってきーちゃんはアイスを食べる。 対等かー。 なるほど。 「でもね、いちいち説明するとね時間がかかるし、前みたいに誘拐だとか言われても面倒だから彼氏って言われてもそうだとも違うとも言わないようにした方がいいなーって」 きーちゃんなりにいっぱい考えてるんだね。 そして、やっぱり誘拐だって言われること氣にしてるんだ。 きーちゃんのお家の人も了解の上だから問題無いんじゃないかしら。 「対等だとは思わないの?」 「対等になれることってあるのかな。このままだと死ぬまでやってもらうばっかりだから、出来ること増やして近づきたいって思う」 対等かぁ。 何がと言われると具体的には言えないんだけど、2人で暮らしだして、みんなで暮らしていた前とは違って2人の関係は変わってきてると感じる。 これを伝えたいんだけどどう伝えたらいいのかなー。我ながら、すごくもどかしい。
「きーちゃん自身は?」 「わたし自身?」 「ホラ、真ちゃんが溺愛してるの嬉しいとか鬱陶しいとか面倒くさいとか嫌だとか」 あ、何かマイナスな例えを並べちゃったな。誘導尋問になってなきゃ良いけど。 「溺愛してる?」 「溺愛以外何があるの?」 きーちゃんは「そっかー」と小さく言って嬉しそうに笑った。 「私だけ見てくれるのはね、嬉しい。話を信じてくれるのも嬉しい」と言ってまた嬉しそうに笑った。
「またアイス食べとるー。腹壊すでー」 あー、びっくりした。 きーちゃんに何て伝えようと悩んでいたら、扉が開いて真ちゃんの声がした。 「まだ1つ目だから大丈夫ー」 きーちゃん、それ2個目。 いやいや、そんな問題じゃない。 「寝てたんじゃないの?美樹は?」 さっきまで撃沈してたじゃん。 「トイレ帰りー。美樹は寝てるで。あと…」 あと? 「こことここ、ちょっと流して。何か違和感あるねん」と左腕と背中を指さす。 「お部屋作るのに変な力入れたんちゃうのー?」 マッサージかと思いきや、左腕に手を置くだけのきーちゃん。 「トゲトゲをね、まっすぐにしてるのー」 あ、空中戦。その説明では見えない。 「穴があいてる時はね、それを埋めたりもするよー」 穴を埋める。道路工事しか浮かばない。 あかん、全く想像出来ない。 「腕じゃなくて首な氣がする」 今度は首に手を置く。 「やっぱ首がね、ザクザクになってるよ」 何、そのホラー。
今考えると、ヒーリングだよね。これ。 でも、当時は全く知らずきーちゃんの例えが怖すぎて。笑 「やっぱり先生に言って見てもらった方がいいと思うんだけどな」ときーちゃん。 「最近調子悪いの?」 「全然」と真ちゃん。 「調子悪いまで行かないけどね、最近前より腕上がってない氣がするねん」 「まだ腕上がらないの?」 腕上がらないってあれからだよね。 リハビリも行ってたし、病院通わなくなっても自主トレというかやってたよね。 「最近デスクワークのが多いから肩こりやろ」と言うけど、きーちゃんは腑に落ちない顔してる。 真ちゃん曰く、普段の生活には何も支障ないから大丈夫。らしいけど。
「こんな感じかなー。どう?」 しばらく手を当てていたきーちゃんが手を離した。 「ありがと。楽なったわ」 何がどうなったのか。 「それって肩こりとかも治るの?」 「治る…のかなぁ。治すのはカラダだから私が治すんじゃないなぁ」 そうなんだ。 「ねーさん肩こり?」 ええ、もう慢性的に。 「お腹に赤ちゃん居ても大丈夫なのかな?」と真ちゃんに聞いている。 「安定期入って身体に問題無かったらいける思うで。妊婦さんにはしたことないけど」 「ねーさん安定期で身体元氣?」 「超健康。問題なし!」 赤ちゃんびっくりしたらあかんから、ちょっとだけやってもいい?と言って、きーちゃんが肩に手を当てる。
じわっと温かくて氣持ちいい。 「ちょっと待って!きーちゃん今アイス食べてたよね?何でそんなに手が暖かいの?しんどいの?」 普段のきーちゃんは、夏でもビックリするくらいに手が冷たい。 だけど、今は熱いくらいで思わず熱が出たのかと心配になっちゃった。 「大丈夫ー。元氣よー。」と笑うきーちゃん。 「これすると手があったかくなるねん」 そんなもの?
5分位して、手が離れた。 フワッと軽くなる。 「すごーい、楽!」 「良かったー」 これ凄いよ。いつ出来るようになったの?
一番最初にやったのは、真ちゃんが入院した時に病院でおばあちゃまが教えてくれたんだって。 真ちゃんが退院してからも、疼痛がある時にしていて真ちゃんとおばあちゃま以外の人にしたのは初めてだと言っていた。 「赤ちゃん、びっくりしないでねー」と心配そうにお腹に向かって言ってくれてるけど、 「大丈夫だよねー。氣持ち良かったよねー」 マハルの時もそうだったけど、きーちゃんがお腹の子に初めて話しかけてくれる。 私自身、妊娠したと言っても実感がわかずにいて、マハルの時もきーちゃんが話しかけてくれてその後に話しかけるようになってた。 今回もそうだ。 きーちゃんが肩に手を触れてくれて、肩が楽になったのは本当。 揉んで貰ったわけじゃないのに、不思議。 「タヌキに化かされたみたいな顔してるで」と真ちゃん。そこはキツネでしょ。 何シレッとビール飲んでんの。さっきまで撃沈してたのに。 「回るから飲んだらあかんやんー」 ほら、きーちゃんに怒られてる。 「大丈夫、これだけ飲んだら寝るからw」 と言うけど、あんまり信用出来ないなー。
トイレに行って戻って5分かかってないのに、リビングに戻るときーちゃんがもう寝ていた。 相変わらず眠くなった時のスイッチ早いなぁ。 「後で連れてくわ」と言いつつ、真ちゃん2本目突入。 1本でやめとくんじゃなかったの?
ああ、このタイミングで聞きたい。 聞きたいけど、私が聞いてどうする。 私が聞いたところで意味無い。 きーちゃん、なんで寝ちゃったの。 「あのさ、」 ひとまず軽くだけ聞いてみよう。 「真ちゃん、大丈夫だよね?」 「何が?腕?大丈夫やで」ああ、そうだ。きーちゃんとの話を知らないからそう返ってきても仕方ない。 「聞き方悪かった。ごめん、無理してないよね」 「何が?壁紙も棚も終わったから後は家具移動だけやから大丈夫。明日ベッド届く前に2階から家具下ろすで」 違うーー! 「きーちゃんだってば!きーちゃんのこと無理してないよねって聞きたかったの!」 最初からこう聞けば良かったわ。 「無理してるように見える?」 「いや、見た感じは大丈夫そうだけど」 きーちゃん心配してるし、何か分かれば良いかなーと思ったんだけど。 「そういうことです。おさきー」 そう言ってきーちゃん抱えてお布団を敷いてる方に行ってしまった。
無理はしてないってことか。 なら、良いんだけど。 少し安心していると、マハルの声がしたから私もみんなの寝てる部屋に向かった。
私があれこれ氣を揉んで、あれこれお膳立てして…とする話じゃないとは分かってるし、これはきーちゃん自身が納得しなきゃいつまでも無限ループだし。 どうしたものか。
対等かぁ。 きーちゃん位の頃、そんなこと全く思ってなかったわ。今の子って、他のこの年頃の子も考えたりするのかしら。
翌朝、よく寝たと思ったらお昼前だった。 びっくりして飛び起きた。 「あ、おはよー。もうすぐお昼ご飯できるよ」ときーちゃん。 「勝手に台所借りちゃった、ごめんね」 朝、いつも通りにマハルときーちゃんが起床。 マハルがお腹すいたようなのでご飯を食べさせてくれている時に、旦那が起きてきて大人組の朝食を用意してくれたらしい。 「昨日、肩やっちゃったからかな。ごめんね、しんどい?」ときーちゃんが心配してくれる。 「違う違う。元氣だよ。むしろめっちゃ楽だよ」 と言うと嬉しそうだった。
私が起きるのを待ってくれていたみたいで、真ちゃん起こしてくるね。とリビングを出て行った。 「よく寝させていただきました」と旦那に言うと「調子悪いとかちゃうの?」と心配してくれたけど、むしろ快適で寝すぎただけです。 「ベッドくる前に上から運ぶわな」 「お願いします」
リビングを出ると、きーちゃんたちの声が聞こえた。何か楽しそうに笑ってる。 裏で何も考えずにそうやって笑ってていいんだよー。って言いたいんだけどね。 「で、あなた達何してんの…」 お昼食べよ。と誘いにドアを開けると、タオルケットに包まったきーちゃんがマウント取られてる。 「マハルくんみたいにスリーカウント取ろうとしたら失敗ー。ねーさん助けてー」 馬鹿じゃん? この2人小学生男子だったかしら。 きーちゃん、カウント始められてるよ? 楽しそうだから、放置しとこ。 暑いのに良くやるわ。 結局スリーカウントどころかテンカウント取られてるし。 「おっしゃ!ベルトは守った!」とか言ってるけどだれがチャンピオンだよ。 この2人はこれでいいのかも。 呆れつつ、何かそんな氣がした。
お昼ご飯を食べて、ベッドが届くまで約3時間の間に2階から必要なものをおろしてもらう。 その間、私たちはマハルをプールで遊ばせてそのまま昼寝をさせる作戦に。 「そういえばさ、夏祭り、すっかり忘れてたね」 ときーちゃん。 「ホンマや…」 せっかく楽しみにしてたのに。 後で旦那に苦情をいれよう。 「でも浴衣着たしいっかー♡」 「今日も花火する?」と言ったけどやらかし。 きーちゃん花火って地雷スイッチじゃん。 「いいの?」 目をキラキラさせてるけど、大丈夫? 「いいけど、無理するなら氣にしないでいいよ」 「やりたい。」 ベッドが届いたら、また花火の買い出し行こう。とお約束。 旦那に全部買ってもらおう。 デカい打ち上げ花火も買ってもらおう。
「やられたー」 マハルが持っていたバケツの水をかけられたきーちゃん。 「このまま私も入ろー」とプールの中に入ってしまう。 マハルはきーちゃんが乱入して嬉しそう。 バケツに水を入れてきーちゃんに頭からかけたと思ったら、自分も真似して頭から水をかけたり… 基本、マハル水がかかっても怖がらないよね。 きーちゃん水浸しじゃん。 いや、プールに入った時点でもういいのか?
いつもよりも長くプールで遊んだマハルは、予定通りあがるとお昼寝タイム。 一息ついて私もマハルと一緒にお昼寝。と思ったら外が騒がしい。
「あんたら、何してんの…」 いい大人が水遊び中。 ホースと、別の夏祭りに行った時にくじで当てたデカい水鉄砲とバケツを駆使して庭で水が行き交っている。 きーちゃんにプールの後片付けを頼んだら、そのまま旦那と真ちゃんが手伝うと言って…水遊び開始。 マハルの水遊びの比では無いくらいの水が飛んでいる。 めっちゃ楽しそうだけども、何してんの。
「もうベッド届くのに足元水浸しにしてダメじゃない?」 リビングの窓を開けて注意。 「あ…」 「しかもベッタベタじゃん!タオルは?」 「あ…」 まさに、お母さんに怒られる3人のデカい子供たち。 やっと手が止まったと思ったら、旦那は濡れたままリビングの窓から入ってこようとするし。 「ヤバイ!ここで脱いでいいー?」って本当、小学生か! きーちゃんはここで濡れた服脱ぎ出すのやめなさい。 デカい2人も、出来れば庭で脱いで欲しくないんだけど。
「きーちゃん、ちゃんと髪乾かさないと風邪ひくよ」 「真ちゃんと美樹は何シレッと昼間からビール飲んでんのよ!」 ホント、子供か! 真ちゃんにドライヤーをかけられつつ、アイスを堪能するきーちゃんは「楽しかったねー♡」とニコニコで良いんだけどね。 髪くらい自分で乾かそうね。
無事ベッドが運び込まれる。 「おおーーー」 きーちゃんと思わず声を合わせて歓声を上げてしまった。 田舎の家にありがちな古びた一軒家の一室が、 なんということでしょう。 壁紙が一新され、押入れがなくなったことで広々とした明るい寝室に早変わり。 「これはすごい!しかもベビーベッド2つ置けるの?」 そのベビーベッドを組み立ててくれてる旦那と真ちゃん。 2つとも大阪から持ってきて正解だったね。 「さすがプロがいると違うねー真ちゃんすごいね」ときーちゃん。 「壁紙の職人じゃないですけどね」と言いつつ真ちゃん嬉しそうじゃないの。 「な、やって正解やろ?」と旦那は盛大ドヤ顔してるけど、絶対あなた1人だったら途中で心が折れて目も当てられない状態で止めてたよ? でも、すごい。感動する。 全く別の家みたい。ここだけ。 けど、勢いよくリフォームしたけど旦那は平氣なのだろうかと少し心配したけど、自分の力作に見惚れているので大丈夫かな。 家具なんかも、だいぶ思い切って捨てたけど。
リフォームと家具の移動も終わり、なんとか再び生活が出来るように。 DIYとは言えリフォームって思いつきでやるものだったかしら。と思いつつも、結構氣に入ってたり。
一息ついて、花火を買いに行く。 もう飲んでいた旦那たちは置いて行きたかったのに、ついてきたし。 真ちゃんは、やっぱりというか出掛けるまでの間にしっかり酔いが回っているから特に置いていきたかったんだけど。 大きめスーパーとはいえ、田舎の人には刺激が強いのよ。 きーちゃんが上手いことあしらってくれるからまだマシなんだけどね。
「こんなにいる?」 旦那にいきなり燃え上がったDIY熱でどこにも行けなかったよ。とチクッと言うと、山盛りの花火をカートに入れた。 さすがにやりすぎ。 「どこにも行けやんかったからな」と上機嫌な旦那。後悔しても知らないからね。
ご飯を食べて、花火。 やっぱりマハルは花火に突進して行くから氣が抜けない。 きーちゃんが氣になるけど、さすがに付きっきりというわけにはいかない。 花火にどんなトラウマがあるんだろう。 氣になるけど、わざわざその話を聞き出して辛いことを思い出させることもないよね。 「花火」の思い出が、楽しいものに変わってくれたらいいんだけどな。
きーちゃんは時々、不安げな表情をしているけど真ちゃんと何かを話すとまた花火をしに戻って行く。 旦那が調子乗って連続で打ち上げ花火に火を付けたらそれが氣に入ったみたいで楽しそうにしてるからちょっと安心した。 きーちゃんが不安そうな表情を見せたのは一度だけで、マハルと一緒に花火に火を付けたり写真を撮りまくったりと笑っているのを見たら少しは楽しいものとなったのかなと思ったんだけど、どうなんだろうな。
一緒に寝ようと約束してたけど、きーちゃんが「新しいベッドとお部屋堪能してね♪」と言ってくれたので、新しくなった寝室とベッドで寝たけどなんだか新鮮だ。 2階より落ち着くかも。 東側に窓があるから、朝日も入ってくるし最高じゃん。(手のひら返しには自信あり。) きーちゃん達に寝てもらっていた部屋を寝室にしてしまったので、きーちゃん達は奥の座敷へ移動してもらった。 廊下の向こうだから、すぐ話できないからちょっと残念。 今まで客間として使っていた部屋を寝室にしてしまったから、今後お客さんが来た時どうするか考えなきゃな。
窓越しにきーちゃん達が居る奥の座敷が見える。 窓を閉めるのにカーテンを開けると、縁側の椅子に座るきーちゃん達発見。 暑いんだから、部屋でエアコンつけたらいいのに。 仲良さげに並んで何か話していて時々笑っている。 2人で話してる時ってあんな顔するんだ。 誰も見てないからって人んちでいちゃいちゃしすぎ。若いな。 きーちゃんは対等じゃないと言っていたけど、それは氣のせいじゃないかと思った。 早く氣付いたらいいのにな。