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Story 79.対の当代さん。
私たちが真ちゃんに教えて貰う間、きーちゃんが家で娘の面倒を見てくれることになった。きーちゃん1人では申し訳ないので、初日は旦那がそれに合わせて休みを取ってくれた。
話はとっても興味深いものだった。エミさんのリクエストを確認して、今では随分とポピュラーになっている『氣』の概念、全てのものに宿る霊、そして物の持つ波動について、潜在意識と魂の話をしてもらうことに。「これ、一度に出来へん思うけど…」エミさんのリクエストを整理すると盛りだくさんで、どう話を展開するか悩む真ちゃん。今回の滞在は5日の予定。うちエミさんの所で教えて貰うのは3日。3日で聞けるところまで。とザックリスケジュール。全体的にどれもリンクしていくから全部繋がってると考えていいらしい。
きーちゃんに教えてるだけあって、私が聞いても理解することが出来た。人間って思ってたより複雑なシステムになってるのね。
「お仕事モードの真ちゃんってね、かっこいいんだよ」と講義をしている真ちゃんを見てきーちゃんが言っていたのをふと思い出した。確かにお仕事モードスイッチがあるのか、いつものふわっとした感じとは違うなぁ。とぼんやり思ったり。
「何でさっきまでコンタクトやったのに今メガネなん?」ランチ中ふと氣になったので聞いてみた。うちからエミさんの店までの間はコンタクトだったのに、開始直前にメガネに変えていた。「仕事中はコンタクト外すねん」裸眼でやった方が微妙な空氣の変化を視覚で捉えやすいらしい。今回は話をするだけだからコンタクトでも良いかと思ってコンタクトで来たけど、やっぱり裸眼でいて空氣の変化があればそれを説明できるとかなんとか。よくわからない。
午後からは潜在意識の話がメインで、今思えば引き寄せの法則とかそういった話題も出てきた。後はアカシックレコードみたいな話も。人の脳はほとんど覚醒してなくて使ってる領域が数パーセントって話に浪漫を感じたり、きーちゃんはその覚醒割合が人よりも多いのかなーと思ったり、集合意識って辺りも興味がそそられた。てか、真ちゃん何でそんなこと知ってるんだろ。どこで覚えるんだろ。普通に生活してたら、集合意識なんて単語出てこないし。やっぱりそういうお家の人だから身近だったりするのかな。
言葉の力についてもおもしろかった。きーちゃんが言葉の力を信じる。と言ったこと。きーちゃんが文字が苦手だったこと。繋がった氣がした。多分、きーちゃんは多くの人が使っていない所まで脳を使ってるから、言葉の力をそれこそ無意識のうちに分かっていて、それがとてつもなく大きな力だから怖かったんだろうな。とも思ったり。でも、色々と経験を積んでいくうちにその大きな力をどう使えばいいのか、どこまで使ってもいいのか理解出来るようになって強くなったんだと感じた。
波動と聞くと思いっきり怪しい感じがしたけど、「周波数」や「振動してる」と聞くと納得できる不思議。全部のものに波動があってその波によって質が違ってくる話も面白い。
話は面白かった。教科書があってそれに沿って勉強する。じゃないからポイントを見極めるのは大変だったけど、真ちゃんが意外と分かりやすく話してくれるから大体理解出来たと思う。多分、それは今まできーちゃんと過ごしたからきーちゃんの行動だったりに当てはめるとしっくりきたからだろう。面白かったけど、なんだ疲れた。雑談の延長みたいな感じで進んだけど、しっかり頭を使っていたらしい。
オカルトだとか不思議な話は結構好きで、生まれ変わりの話も信じていた。だからこそ、真ちゃんの話だって誰かにすごい素敵な話だから聞いて!と言いふらしたいくらい。
けど、今回聞いた話は誰彼構わず話せる内容ではないなぁと思ったり。
真ちゃん自身、家がそうだったからと言って自分もこの仕事をするようになるとは思ってなかったというのがちょっと驚き。私、真ちゃんは中学を卒業してから就職はしていたものの、それは社会勉強的な感じでいずれは家を継ぐつもりなんだろうなーと思い込んでた。
小さい頃にそれなりにこういう概念があることや、対処法なんかを教わってきたけど自分には関係ないと思っていたらしい。だから、ヤンチャなこともやってしまったし、全然関係ない普通の仕事に就いたと言っていた。「家の仕事を継ごうって思ったキッカケって何?」とエミさん。
そんな話になったら、もちろん聞きたくなるのが女子だからね。参加してるエミさんの友達も興味津々。
「きっかけ…色々あるけど…」と考える真ちゃん。大きなきっかけって、きーちゃんの進学じゃないの?その前からやってたし違うのか?あ、2人揃わないと正式に継ぐってカタチにならないって聞いたし違うかしら。「継ぐのが一番都合がいいって分かったから」と笑う。まあ、平たく言えばそうかもね。「そんなおうちだったら大変な事って多かった?」みんなの途切れない好奇心。「良かった方が大きいからめんどくさいとは思っても大変とは思うこと少ないで」「良かった事は何?」一番良かった事は、きーちゃんを見つけたことだと迷いなく言った。この家に生まれて、見えないモノが身近にあったおかげできーちゃんを見つけることができたし、きーちゃんを助けることも出来てる。実は家を継ぐってのは、きーちゃんが居なかったらなかったと言い切る。今までの経緯を考えたら納得だけど、迷いなく言えるってすごいな。
そこから並行世界の話へ。いろんな世界が同時にあって、その時の自分の選択によって進む世界が変わる。けど、別の選択をした世界も存在している。そんな感じの話。
もしも、きーちゃんが進学で悩まなかったら、もしも、きーちゃんが真ちゃん以外の人を必要としてたら。また変わってたんだよね。と思うと、自分含めて「今」この自分があるってことは凄いことなんだと驚く。
もし、きーちゃんが普通の女の子なら私たちは会わなかったかもしれない。そしたら私はどんな世界を歩いていたんだろう。もし、私が地元に戻る選択をしていなかったら。色々と考えてみて、並行世界はあるかもしれないけど、今いる世界がいいよなー。私が選んだものがベスト。を信条としてるわけだけど、やっぱり正解だな。
「式の日に聞いたんだけどさ、真ちゃんち2人で当代さんなんでしょ?」帰り道、今日家を継ぐって話が出たついでに聞くことにした。「よくご存知で」「その時言ってた奥さんはきーちゃんが対の当代さんになるだろうって話してたのね。きーちゃんが対の当代さんなの?」「せやで」「いつからきーちゃんを対の当代さんって思ってたの?それこそ前に言ってた青いマントの話を思い出してから?」しばしの沈黙。「その頃は考えてへんかったな」そうなんだ。「それどころじゃなかったってのもある」ああ、まずきーちゃんを生き永らえさせなきゃって思ってたんだっけ。「でもさ、きーちゃんの進学の時に正式に継ぐって言ってたでしょ」「言ったで」「てことは、それくらい?」また沈黙。そして「爺婆には内緒やで」と言って話し始めた。
「実はあの頃はまだキリエを正式に対に据えるとは考えてへんかった。漠然とそうなれたら良いとは思ってたけど」おっと、驚き。「爺婆も歳やで、継ぐ言うといたら安心するやろうってのと、大丈夫って自信はあったけど万が一進学させたけど経済的にヤバいってなったら格好悪いやん。その辺り含めて継いでた方が都合良かったっていう保険でしてん」と言って笑う。保険…ねぇ。まあ、お家のお仕事順調であれば経済的に困るってこと無さそうではあるけど。「結果きーちゃんはお嫁さんになって当代さんとして家を継げたけど、そうならなかったらどうするつもりだったのさ」「そこな。結構な博打でした」と笑う。
「そうなったら家を捨てるつもりやった。って言うと大袈裟やけど継げなくてもいいかって。ひとまず高校行かせる為だけに継いだわけやったし」おっと、問題発言!「ひとまず爺婆が生きてる間はのらりくらり躱(かわ)してたらええかって」そういえば、一番氣になってたの忘れてた。「いつからきーちゃんを対の当代さんにって思ったの?」「いつやろ。それこそうちの子になり。って言った辺り?」その『うちの子になり』って言い方よ。そこプロポーズの言葉も聞き出せそうだから、もうちょっと詳しく教えてくれなきゃ!「その時に一緒にそのシステム話したの?」「システムwww」そこでウケなくて良いから。「その時はまだ言ってへん」そんな大事なこと言わずにプロポーズしたってこと?それヤバくない?「最悪まだのらりくらりで良いかと」そうなの?「だってそんなん言うて、それならやめるって言われたら嫌やんか」まあ、そうだけどもー。「じゃあ、いつきーちゃんに言ったの?」「式を挙げるって決めたくらい」めっちゃ直前。「きーちゃんそれで納得したね」「納得ってよりもプレッシャーのが大きそうやったなぁ」プレッシャーかぁ。きーちゃんの性格なら分からなくもない。
家を継ぐのは重要じゃない。自分は、きーちゃんと生きていく方を選ぶから家の事は考えなくても良い。けど、もし一緒に家を継ぐことを考えてくれるなら一番嬉しい。と伝えた。
やっぱり最初に当代さんの件を伝えると真っ先に「私でもおばあちゃん達は良いって言ってくれるかな?」と聞いたんだって。勿論きーちゃんの意思が一番だけど、きーちゃんの持ってる力も含めて対の当代さんにはきーちゃんしか居ないと思ってる。おばあちゃまに「きーちゃんを対の当代さんとして考えている」と伝えた時、本当に喜んだらしく、その事を言うと「嬉しい」って。こんな重要な事後回しに言われても「嬉しい」って返事するのってきーちゃんらしいなと思った。
「当代さんって何するの?何が出来るようになったらいい?何をもっと頑張ったらいい?って言うねん。めっちゃ可愛くない?」その言葉もきーちゃんらしいけど…勝手に言ってろ、嫁バカめ。
だから、きーちゃんに出来ることを無理しないでやるだけでいい。と伝えたんだって。「そしたらさ、一段と仕事に取り組むようになってさ。必要だと思ったことは何も言わなくても自分で考えて調べたり実践してみたり。この健氣さヤバいやろ」嬉しそうに言うけど、勝手に言ってろ。私は惚氣(のろけ)を聞きたいんじゃない。いや、この際大人しく聞いておけばキュンキュンしそうな話を聞き出せるか?最近トキメキに飢えてるんだよねー。けど、何か色々と想像して心配だったりしたけど安心した。きーちゃんは、本当に自分の力を受け入れられたみたいだし、何より無理しないきーちゃんで居られる場所に居ることが出来てる。だから、安定して見えたんだ。
2日連続で真ちゃんの「見えないチカラ教室(エミさん命名)」をやって、1日インターバル。初日は旦那が休んできーちゃんと娘を見てくれていたわけだけど、2日目はきーちゃんが1人で娘を見てくれることになって、マハルは「きーちゃんのお手伝いしなあかんからマハル、今日保育園休むわー」と最後までお休みすると言い張った。けど、きーちゃんが「今日もたくさん遊んできて欲しいなー。保育園のお話聞かせて」と上手いこと言ってくれて無事登園。長男までお世話おかけしまして、本当に申し訳ない。
昼前にきーちゃんから連絡が来てびっくりしたけど、姪がこっちに来てるなら娘を連れて遊びに行こうと誘ってくれたから行っても良いかというものだった。天氣も良いし、娘も機嫌がいいのでお願いしたら動物園に連れて行ってくれたらしい。姪のフットワークの軽さに驚くわ。動物園には、姪の彼氏も一緒に行ったと聞いてまたびっくり。よく一緒に行ってくれたね。
私たちが帰宅する前に帰って来ていて、姪と彼氏くんはこれから遊びに行くらしく会えなかったけど、私たちに何故か栄養ドリンクをお土産にくれていた。何で姪ってば栄養ドリンクがこんなに好きなんだろう。若いのに…。「やっぱりまだ早かったみたいでね、結局動物見るより日向ぼっこみたいになっちゃった」ときーちゃん。マハルくん達も連れて行ってあげたら良かったねーと言ってくれるけど、マハルとタマキ連れて行ったらエライことなるよ。
旦那と一緒に帰ってきた息子達が、きーちゃんと娘が動物園に行ったことを知って「行きたかったーー!」と言うので、結局明日のお休みは動物園へ行くことに。きーちゃんと娘、連日動物園。笑そこそこ人が居てたりするからきーちゃん大丈夫かと思ったけど、屋外だから大丈夫だと言ってくれて息子達は大喜びで張り切って明日の準備をして早々とお布団に入った。きーちゃん達が居てくれると、息子達はどっちが良い子なのかを競って(あくまでもきーちゃんの)お手伝いをし、進んでお風呂にも入り、さっさと寝る。
「きーちゃん、真弥を捨ててこっちに越して来ない?今なら部屋空いてるで。選び放題やで。この際真弥付きでもええわ」と旦那が言う始末。どんなスカウトよ。保育園に迎えに行くといつもは遊んで帰る支度が進まないのに、特にマハルが早く帰ってきーちゃんと遊びたいものだから、旦那が迎えに行く前にタマキの準備まで完璧にして「とーちゃん、来るの遅い!」と宣い、サクッと園を出るらしく、「びっくりするくらいお迎えが楽」だったらしい。
晩酌タイムでまったりしているときーちゃんの携帯が鳴る。「ゆうちゃんが今からちょっとだけ寄っていい?って。いい?」何できーちゃんに電話して聞くんだろう。私も旦那もちゃんと番号教えてるのに。突撃じゃないだけいいか。彼氏くんも一緒で、すぐ帰るというから「オッケー」と答えた。5分もせずに姪たちが現れたから、家の前で電話してきた氣がする。お土産はやっぱり栄養ドリンクとカップラーメンで…。「由佳、なんでいつも栄養ドリンクやねん…」さすがに旦那もツッコんでいる。配送の仕事をしてる彼氏くん。会社の人が大量に栄養ドリンクの箱を潰してしまい買取→協力して大量購入→なかなか減らない。→配って減らそう。ということらしい。
旦那が同情して2ケースの栄養ドリンクを買ってたけど、格安とは言えどうすんの。彼氏くん、めちゃくちゃ喜ぶ。真ちゃんまで釣られて買ってるし。「私、そんなに寝込むと思われてるのかな」ときーちゃん。まあ、きっと寝込むだろうけど、栄養ドリンク飲むのって寝込んだ時だけじゃないからね。「キリが寝込んだ時だけじゃなく、寝る前に旦那に飲ませたらいいよwww」と絶対別の意味を言ってる姪。うちの娘に変なこと教えないで!姪と仲良くするのはいいけど、きーちゃんが影響されてどんどん汚れた大人になったらどうしよう。
姪達が来たのは勿論栄養ドリンクを売り付ける為ではなく、昼間きーちゃんが車に帽子を忘れたからわざわざそれを届けに来てくれたから。やだ、姪ってば実はいい子なの?
姪と話してるきーちゃんは歳が近いだけあって、私達と話すのとはまた違った表情を見せる。そして、楽しそうだった。
姪達はこれからオールで遊びに行くとすぐに去って行った。「由佳って嵐のように去るよな…」旦那は若者のノリについて行けないようだ。私も色々困惑してる。
「寝る前に飲んだら良いんだって。風邪じゃない時飲んだら寝られなくなりそうだけど、真ちゃん飲む?」きーちゃん、姪の話を真に受けないでください。「いや、寝れんの困るでいい」そら、そうだ。うちで滋養強壮しないでください。
「真ちゃんってさ、いつもこんな感じなん?」ついこの間までお邪魔してたし、前から酔うと、きーちゃんから離れないのは知ってるんだけど、ふときーちゃんと2人の時ってどんな感じなんだろうと思った。あんまり想像つかなくて。
「ねーさん、この間までうち居たやん」と笑う。「居たけど、やっぱり他人が居るのと2人の時と違うのかなーって」「ねーさんは他人じゃないやん」あら、嬉しい。
「変わらないでー。あ、飲んでなくてもこんな感じ。ねー」と言って真ちゃんと顔を見合わせて笑うけど、真ちゃんは何のことか分かってないらしい。飲んでなくてもこうなの?「え?ウザくならない?」つい…笑旦那がこうだったら、私は無理だー。何年も、何十年、それ以上我慢してたからかもしれないけど、四六時中このノリってしんどくなりそう。きーちゃんはケラケラ笑う。「全然。嬉しいよー。やっと1人じゃなくなったもん」
名前を呼んでもらえる。呼んだら返事がくる。「見て」と言えば見てくれる。手を出せばすぐ触れられる。
前はとても寂しい時、暗い色で痛くて冷たい水がきーちゃんを覆って居たらしい。その水に覆われると、周りの景色も音も消えて更に寂しくなってしまう。絶対自分の側に居てくれたボボちゃん達ですら姿を消してしまう、本当に1人にしてしまう暗い水。ボボちゃん達が居なくなってからも、その水はきーちゃんを1人にさせた。「その水ね、もうずっと落ちてこないねん」水が落ちてきてきーちゃんを覆いそうな時はもちろんあるらしい。けど、その前に真ちゃんが来てきーちゃんの名前を呼ぶと水は消えてしまう。
きーちゃんはずっと、この水は自分を1人にさせてしまう寂しさと悲しさ、不安の象徴だと思っていたけど、真ちゃんが側に居るようになって水がきーちゃんを覆うことが無くなって、あの水が寂しさや悲しさなのではなくて、1人で悲しい寂しいと思うきーちゃんをこれ以上寂しくならないように守ってくれていたものだったと思うようになったと言う。
「見えないのも同じでね、」ボボちゃん達は分かりやすかったけど、その他の光だったり、植物や物、何か分からないもの、あらゆる物が話しかけてきて、時には脅したり怖がらせたりしていた。もちろん、誰かに話そうものなら信じても貰えないし馬鹿にされたり避けられたり。だから自分を苦しめるものだと思っていた。今、思えば、1人で寂しかったり心細い自分を相手してくれていたんじゃないかと思う。
「全部ね、私を苦しめるものじゃなかってん。これが分かったのってね、多分、真ちゃんがいつも居てくれて1人じゃなくなったから。ちゃんとね、居て良いって分かったから」とうふふと笑う。
「水も怖くなくなったからね、プールにも行けるし海や川にも行けるようになったよ♪お風呂だって1人でゆっくり入れるようになった」確かに一緒に暮らしていた頃、1人でお風呂に入っておいでというと、ものの5分で出てきてしまっていた。本当にお風呂に入ったのか疑問になるくらいだった。それは、水が怖かったからだったんだ。「お風呂の近くにいるのも嫌だった」だから、服を着る前にリビングや自分の部屋に走ってたんだ。あれは本当に困った。旦那や真ちゃんやアキちゃんがリビングに居たって、全裸で走ってきてリビングで着替える。恥ずかしいという思いよりも、怖い思いの方が強かったんだ。
私たちが地元に戻って、真ちゃんと暮らしだしてもお風呂は苦手でしばらくの間はきーちゃんがお風呂に入ってる時真ちゃんは洗面所にいて、ちゃんと浸かってから出るように話し相手になっていたらしい。ホント、よくやるわ。「今ではしっかり長風呂!」ドヤらないで。「逆にのんびり入り過ぎると乱入してくるからちょっと困る(´・ω・`)」あ、それはちょっと聞きたくなかったかも。いや、別にいいんだけどね。私の中の穢れなききーちゃんのイメージが…。笑
「キリコと2人の世界作り過ぎちゃうかー?」お邪魔虫来た。女子トーク、邪魔しないでよ。
真ちゃんがきーちゃんにくっつき過ぎて、旦那に斬られる。もうお馴染みな風景になってるけど、今日は一段と満ち足りた氣分で見てた。きーちゃんが昔を思い出したのかどうかは分からないけど、今こうやって一緒に居ることがきーちゃんにとって落ち着くことで、幸せなら良かったと思う。きーちゃんを膝に乗せて飲みながら旦那と話す真ちゃんを見てたら、きーちゃんが昔を思い出してしまって『無礼者!近寄るな!』なんて言った日には本人が言うようにショックで立ち直れないんじゃないかと思ったらちょっと笑えてきた。
自分が理解していたり知ってることって本当にごく僅かなことで、知らないことの方が多いし理解できなかったり自分が常識だと思うことが正しいとは思っていなかったけど、今回のお教室で更にそれを実感しているわけで。
「やっぱり女性の方がこの辺りの話は柔軟に受け入れるよ。男性は頑固やけど、信じたらどっぷりハマるかな」と真ちゃん。旦那みたいに信じるところは信じるけど、理解できないところは理解しない。というスタンスの人もいるとか。
エミさん主催のお教室。1日のインターバルを置いての3日目。ギャラリーが増えた!最初に来てた2人がお友達連れてきたのと、最初に声かけた人が最終日だけ参加したり。人数が倍以上になったもんだから、朝行って私も真ちゃんも若干引いた。「最終日だよね、どうすんの?一からまたやんの?」「いやぁ…どうします?」私に聞かないで。真ちゃんって、ぱっと見の印象人畜無害だから私達よりも随分とお姉さん世代のウケが良いのは知ってた。そして今回もしっかり当てはまってるみたいで、第2回のリクエスト受けてるし。次回はきーちゃんもって言われてるけど、きーちゃん色んな意味で大丈夫かしら。第2回は決定したものの、きーちゃんが参加するかどうかはきーちゃん次第ということになった。「これさ、参加費集めたらうちも儲かるんじゃない?」と終わった後、2回目来ると行った人の人数を出して計算機を叩くエミさん。さすが経営者。けど、儲かるっていっても交通費出して謝礼出したらこっちが持ち出ししなくても良いくらいしかプラスは氣がするけど。